アメリカ軍のユーティリティシャツを
半バラして再構築する当店の代名詞
カスタムユーティリティです。
今シーズンは「US NAVY」の「SEABEES」
を中心に販売個体を作ろうと思っています。
先の販売個体で制作については
詳しく書いていますのでご確認ください。
今作は1969年の個体です。
この年代のほとんどがダブルステッチで
縫製されています。
4thの最終くらいがシングルステッチで
脇下の加工がやりやすいのと、
綺麗に作れるのでそれをベースに
制作するようにしています。
ですが、この個体のように
個性の強い個体があるとしょうがないですね。
衿には直接刺繍が施されているのが
この個体最大の特徴です。
ネームとUS NAVYは初付けでした。
素材感と刺繍の雰囲気が違うセットですが
これも当時物の面白さです。
実は極めて珍しいと思ったのが
「US NAVY」で「SEABEES」
では無かったってところです。
しかも偽物ではない付いちゃったペンキ個体。
なのでダブルステッチの個体でも入手していました。
綺麗に作れないのでダブルステッチは嫌なんですが、
しょうがないのでダブルステッチを
バラしてシルエット再構築しました。
本来は前身頃と後身頃の両方で削る量は
調整しないとおかしいのですが、
私は現物合わせの加工屋なので違います。
ステッチをバラすと前身頃には
ステッチの跡が残りますので
それを削った後ろ身頃にスライドさせて
バラした事が分かりにくい仕上げ。
この方法ですとシングルステッチよりも
削る量を少なくしないとバランスが悪くなります。
その為、ダブルステッチ個体は
脇のシェイプがシングルに比べると
少しだけゆるく残るようになります。
と言っても無加工品とは比べ物にならない
うちっぽい形にはなります。
裾の長さも少し短く加工していますので
そこがミソでもあります。
この方法はサイズ直しの主流ではありません。
修理業の方が見たらおかしいと言うかもしれませんが、
これはユーティリティのチョッパーですのであしからず。
先ほど書きましたがこれは
「US NAVY」の16ハーフ34インチ。
この個体はこの個体らしさを優先して
脇のシルエット変更〜着丈を短く加工。
ポケットも別個体を移植した訳ではなく、
この個体のポケットをボタン位置変更で拡張しました。
刺繍があるので衿の縫込みを入れません。
ペンキが目立つので
見た目のインパクトはありますが、
これまでに作った個体に比べると弱い。
そこで「SEABEES」ではない個体が
珍しいから入手したのに「SEABEES」の
レアパッチを付けて「SEABEES」化させました。
特注の黒ドーナツボタン、新タグと
黒で全体を引き締めた構成です。
袖の開き調整ともちろんの
前立てステッチの追加もしています。
肩幅48㎝ 身幅64㎝ 着丈74㎝ 袖丈62㎝
数箇所程度ですが小傷、小穴があります。
着用に問題ないレベルではありますが、
写真で確認お願いいたします。
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